金瓶梅(一)

中国四大奇書の一つ、金瓶梅(一)を読んでみました。

 

発禁処分になる程、過激な本で民衆を堕落させると言われていましたが、電車のつり革刺激的な内容の広告やコンビニの書棚に18禁コーナーがある現代の自分からすると、意外と普通でした。

もちろん、あらぬ期待を抱いて本を手に取ったわけではありません。あくまでも好奇心です(笑)

 

ストーリーとしては、中国の昔に生きた富豪と、その家で暮らす本妻と妾たちの話で、女性たちの心境や服装、髪飾りについての描写が細かく、源氏物語を読んでいるようでした。(但し、源氏物語のように女性たちは言葉遣いも含めて上品ではありませんが)

 

庶民の暮らしから富豪、花街の様子、まで風俗が生き生きと描かれていて、それだけで読み応えがありました。